失敗談は伝わりやすい
話の上手な人は、
よく失敗談を使います。
なぜなら失敗談の方がよく伝わるからです。
失敗談が、よく伝わる理由は2つあります。
ひとつは内容が具体的になるからです。
実際に起こったことなので、
必然的に事例になります。
事例をまじえての話は、
具体的でわかり易く、伝わりやすいです。
もうひとつの理由は、
プロスペクト理論です。
プロスペクト理論とは、
人間がリスクを伴う意思決定の際に価値の感じ方が異なり、
利得よりも損失の方を重大に捉えるという認知心理学の理論のひとつ。
要は、10,000円得するより
10,000円損したくない
という気持ちのほうが大きく、
褒められるより、
怒られたくない、
という気持の方が大きいのです。
なので、成功事例より、
失敗事例の方が、重要と感じて、
伝わりやすいのです。
ユニフォームの例で説明してみます
あるお客様が、防寒服を検討しています。
防寒服の提案での、成功事例と失敗事例。
同じことを伝えているのですが
どちらが伝わるか。
成功事例パターン
お客様が、これがいいと商品を選ばれたのですが
用途をお聞きすると、
夜中、外で作業するお仕事だそうです。
この商品では、その寒さに耐えれないので
もっと暖かい商品にしたほうがいいですよと、
お客様に提案したところ、
暖かくてよかったと非常に喜んでもらえました。
お客様の用途をお聞ききして、
お客様の必要なものを提案することは大事です。
失敗事例パターン
お客様が、これがいいと商品を選ばれたので、
その商品を販売させていただきました。
商品を納品して数日後、
お客様から、こんなの寒くてダメだ、
なんとかしろと、非常に怒られました。
お客様は、夜中外で作業するお仕事だったので
普通の防寒では、寒すぎたのです。
お客様の用途をお聞ききして、
お客様の必要なものを提案することは大事です。
いかがでしょうか?
個人差はありますが、
多くの人は、失敗事例の方が
記憶に残ります。
話の上級者になると
成功事例を、失敗事例に変えて話をします。
そこまではやり過ぎでしょうか(笑)
若いうちは、どんどん失敗をしろと言われますが
失敗をたくさんしておくと、
人に何かを伝えるときにも役に立ちます。
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