階段を用意する
公開日:
:
最終更新日:2015/10/17
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仕事をしていると、いろんな課題があります。
売上の目標を達成する、
お客様の来店数を増やす、などなど。
自分でその課題を解決するにせよ
人にやってもらうにせよ、
難しい課題は、そう簡単にクリアーできません。
難しければ難しいほど
その課題は、自分にとって
高くて厚い壁になります。
そんな高くて厚い壁に
策もなく、
ただひたすら乗り越えようとジャンプしたり
突き破ろうと体当りしたりしていても
クリアーできる訳はありません。
課題をなかなか解決できない人のパターンです。
そんな難しい課題をクリアーするひとつの方法は、
階段をつくることです。
自分が登れる高さの階段をつくって、
1段ずつクリアーしていきます。
何段か登れば、
課題をクリアーできる高さに到達するというやり方です。
っていう話をすると、
ひたすらジャンプして乗り越えようとしていた
策のないせっかちな人は
その高い壁(課題)より
ちょっと低い階段を一つ作って
それに登りはじめます。
それでは何も変わらないのです。
もっと自分が出来ることまで落とし込まないといけません。
自分が登れる階段を、1段1段低くしながら考えて作るのは
非常に面倒ですが、
難しい課題をクリアーするためにはやらないといけないことで
最終的にクリアーできる時間と確率は上がります。
先程の例であげた、
お客様の来店数を増やすという課題。
策もなく、広告だしたり、キャンペーンしたり、
そんなので増えたら、誰も苦労はしません。
そこでひとつの階段。
お客様に喜んでもらえる接客をすれば
リピートしてくれて来店数がふえるのでは?
じゃ、お客様に喜んでもらえる接客をしよう!
これがさっきのまだまだ高い階段です。
このままだと、お客様に喜んでもらおうと
ジャンプを繰り返すだけです。
どうすれば、お客様にまた来ようと
思ってもらえるくらい喜んでもらえるのか、
その階段をつくらないといけません。
お客様に喜んでもらえる一言を
接客に取り入れてみるとか、
手書きで心のこもったハガキを出してみるとか、
お客様の名前を覚えてみるとか。
そしてこの階段でもまだ高く
そのやり方がわからないということであれば
もう一段低い階段をつくります。
喜んでもらえる一言は
これと、これと、これと、これの中から言ってみるとか、
ハガキを出すために
こうやって住所を聞くとか。
自分が登れるところまで階段を下げていく必要があるのです。
階段を作っていると、
結局同じ高さの階段で意味がないとか、
段差がありすぎて、次の階段に登れないとか
そんな問題も当然でてきますが
試行錯誤して、しっかり登れる階段に仕上げていきます。
この階段をつくることの凄さは、
完成すると、自分以外の人も
登れるノウハウになるところです。
頭と手間は使いますが、
それ以上の価値があります。
ひとつ注意しないといけないのは
時々、階段をつくって登っているうちに
最終的にどんな課題だったのか
忘れてしまう場合があり、
ぜんぜん違う方向に登ってたということがあります。
何のための階段なのかをしっかり
考えながら、作っていかないといけません。
難しい課題には、階段を用意するという話でした。
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